静の桜(大塩の犬桜)

目 次

大町市街地より北東方向の山の中、
美麻地区に「静の桜公園」はあります。

桜公園とはいうものの、
ソメイヨシノなどの華やかなサクラではなく、
5mmほどの小さな花が房状になるサクラです。

種類は「イヌザクラ」。
開花時期は5月下旬から6月上旬で、
葉が伸びてから花が開花するので開花時期を間違えると、
ただの葉が覆い茂る大樹にしか見えません。

樹齢は約800年の大樹で樹高が20mあり、
しかも花が小さいので双眼鏡など使わないと
「花が咲いてるな?」くらいにしかわかりません。
肉眼では厳しいです。
21205-1

21205-2
八画絵巻堂には、静御前の生涯を描いたレリーフが納められています。
が、現在は色あせて真っ白です。(アップの写真を撮ってないのでたぶん)

駐車場には5台止められ、
脇には文化財に指定されている「高札場(こうさつば)」があます。
駐車場横の空き地に高齢者住宅が出来ていました。(2013年)

静の桜にまつわる伝説

時は鎌倉時代。
奥州合戦が行われ「義経」が自害した頃のお話。

兄である頼朝に追われ奥州の平泉に逃れた義経を追って
旅に出た義経の妾であった「静御前」が、
「大塩(オオシオ)」を「奥州(オウシュウ)」と聞き間違えてこの地にやってきた。
しかし奥州ではないと知り途方にくれ病になり、
義経との再会を果たせずこの地で亡くなりました。
その時の突いていた杖が根付いて静の桜になったというお話。

大塩と奥州を聞き間違えた・・・。
静御前の悲劇は、
奥州の場所を尋ねた人が訛っていたことかな。
それとも静御前の方が訛ってた?

信濃大町駅の東の方にある薬師寺には、
静御前のお墓と母「磯禅尼」の供養碑があります。

ここには丑館(うしだて)という仁科氏の館がありました。
もとは「牛立」といい、
静御前が乗っていた牛が倒れ、
「牛や立て、牛や立て」と言ったことからついた地名とか。

静の桜の情報

直近訪問日 2014(H26)年06月01日(日) 10:05頃 快晴[見頃]
よ   み しずのさくら(おおしおのいぬざくら)
所 在 地 大町市美麻大塩(みあさおおしお)「静の桜公園」
見   頃 5月下旬?6月上旬
景   観 一本桜
種   類 イヌザクラ
周   囲 8m余り 樹   高 20m
樹   冠 ? 樹   齢 約800年
説 明 板 あり 標   柱 あり
駐 車 場 あり ト イ レ あり
文 化 財 県天然記念物:1962(S37)年07月12日指定
まつり名称 ?
まつり日程 ?
ライトアップ ?

静の桜付近の駐車場とトイレ

21205pt
●駐車場あり。
 5台くらい駐車可能。
●トイレあり。

静の桜の地図

21205smap
1:説明板
2:標柱
3:高札場
4:八角絵巻堂


大きな地図(別窓)で表示 桜マップ

静の桜へのアクセス

◎最寄りIC:上信越自動車道 長野IC/長野自動車道 安曇野IC
 長野ICで降りて約41.5km(白馬長野有料道路使用)。
 安曇野ICで降りて約34.2km。

●長野インターから

 1:インターを降りて、最初の交差点(長野インター)を左折。
 2:3.4km先の下氷鉋・塔之腰交差点を左折。
 3:国道19号線を信州新町方面、約13.6km先の白馬長野有料道路へ。
 4:有料道路へ入り、県道31号線を道なりに大町市へ。
 5:約15.3km先に道の駅「ぽかぽかランド美麻」。その先を左折。
 6:約9.2km先道なりで静の公園。

●安曇野インターから

 1:インターを降りて、最初の交差点(安曇野インター)を左折。
 2:約1.9km先の豊科駅入口交差点を右折。
 3:国道147号線を約23.2km先の旭町交差点まで道なり。
 4:旭町交差点を直進して農免道路へ。
 5:約2.8km先三日町交差点を右折。
 6:約600m先右側にスノーシェルターが見えたら、右折してスノーシェルターを進む。
 7:約4.6km先右折。約270m先右側に駐車場。左側に静の公園。

◎最寄りの駅:JR大糸線 信濃大町駅

◎バス:大町市民バス「ふれあい号」(川手線)約15分。
 信濃大町駅から大塩石原バス停下車 約300m

◎タクシー:JR大糸線 信濃大町駅前
 信濃大町駅前からご利用いただけます。
 
◎レンタカー:長野地域 / 大北地域

静の桜で参考にしたもの

◎ホームページ大町市観光協会
◎ホームページ美麻Wiki(開花情報)

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