信州で見られるサクラの種類は?開花時期は?名所は?

  • 2015/3/17
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春はサクラの季節。
皆さんはお花見にお出かけになりますか。

例年、関東から東海にかけてのサクラの開花は3月下旬頃ですが、
ここ信州では標高が高いこともあり春の訪れは平野部でも2週間程遅いのです。

しかし春めくやいなやサクラは一気に開花し、
南から北へとひと月かけて北上します。

気候にもよりますがゴールデンウィーク頃まで楽しめるサクラもあります。

ですので、信州では4月いっぱいサクラを楽しむことができます。

信州で見られるサクラの種類は?

日本には基本種とされるサクラ9種類と、
沖縄のカンヒザクラが自生しています。
このうち県内の山野には基本種のオオシマザクラを除く8種類が自生しています。

山野に自生する中で最も代表的な種類である「ヤマザクラ」は、
県南部(木曽南部・下伊那地域)にしか生育していません。
県内で俗に「ヤマザクラ」と呼ばれているサクラは「カスミザクラ」であることが多いです。

一般的に「山に生えてるから、ヤマザクラ」って思っている方多いと思います。
私もそうでした。
実際は違う種類も生えているのです。

それでは、信州に自生しているサクラの種類を確認してみましょう。

◆ヤマザクラ(山桜)[別名シロヤマザクラ]

日本の野生の桜の代表。葉芽と花が同時に開く。
信州では木曽南部・下伊那地域に自生し開花時期は4月中旬~下旬頃。
奈良県の「吉野の桜」は、本来この山桜を指す。

◆オオヤマザクラ(大山桜)[別名ベニヤマザクラ・エゾヤマザクラ]

ヤマザクラに比べ花や葉が大きいことからこの名がつけられた。
信州では全県に生育。開花時期は4月下旬~5月中旬頃。
飯綱町の「地蔵久保の大山桜」が県の天然記念物に指定されている。

◆カスミザクラ(霞桜)[別名ケヤマザクラ]

標高の高い位置に生育し、
葉が伸びるのと同時に花が咲きます。

よくヤマザクラと間違えら、
信州では、ヤマザクラは県南部にしか生育しておらず、
北・中部地域ではヤマザクラと呼ばれているサクラは、この「カスミザクラ」です。
信州では全県に生育し、開花時期は4月下旬~5月中旬頃。

◆エドヒガン(江戸彼岸)

非常に長寿で樹齢1000年を越すサクラが多い種類です。
信州では、木曽・下伊那地域に自生。
開花時期は、他の桜より早く花が咲き4月上旬~5月上旬頃。

平野部など全県で見られるエドヒガンは、
人の手で植えられた園芸品種で、
特にソメイヨシノやシダレザクラが有名です。

◆チョウジザクラ(丁字桜)[別名メジロザクラ]

花は平たく開き萼筒も長いので、
横から見ると丁字のように見えることから名がつきました。
信州では全県に生育。開花時期は4月中旬~5月上旬頃。

◆マメザクラ(豆桜)[別名フジザクラ、ハコネザクラ]

富士山近辺や箱根・伊豆・房総などに自生する種類で、
フジザクラ、ハコネザクラなどの別名がついた。

樹高が低く、花も小さい。
信州では、佐久・南信に自生。開花時期は5月上旬~中旬。

◆タカネザクラ(高嶺桜)[別名ミネザクラ(峰桜)]

本州中部以北の亜高山帯に分布する。
信州では、亜高山・高山帯に生育。
開花時期は5月中旬~6月中旬頃。

◆ミヤマザクラ(深山桜)[別名シロザクラ]

名前の通り山の深い場所に生育。
緑の葉にまじって花が咲きます。
信州では全県に生育。開花時期は5月中旬~6月中旬頃。


信州では自生していないサクラ

◆オオシマザクラ(大島桜)

伊豆諸島と伊豆半島南部に自生する桜。
桜餅に使用される葉っぱは、
葉が大きくて香りも良い「大島桜」の葉を塩漬けにしたものが利用されています。

◆カンヒザクラ(寒緋桜)[別名タイワンザクラ、ヒザクラ]

中国南部・台湾に分布する。
日本では園芸品種とされ、沖縄県では野生化し、沖縄で「桜」と言えばこのヒカンザクラを指す。

信州で見られるサクラの開花時期は?

サクラの花芽は、
1日の平均気温が10℃くらいになるころが開花日となります。

そのため南北に長く標高差のある信州では、
4月上旬に南部から咲き始め徐々に北上、
4月中旬頃には松本や長野など平野部で咲き始めます。

その後徐々に標高の高い木曽や緯度の高い北信地域へと開花が進み、
4月下旬頃に満開になります。

標高が100m上がるごとに開花日が2~3日遅れます。
さらに気候により開花日や満開日が10日くらいズレることがあります。

信州の平年開花日・満開日と2015年の予想(日本気象協会長野支店より)

2015開花日 平年開花日 2015満開日 平年満開日
北信地域:飯山城址公園 4月15日 4月17日
長野地域: 4月10日 4月13日 4月14日 4月17日
上小地域:上田城跡公園 4月06日 4月09日 4月10日 4月13日
佐久地域:懐古園 4月13日 4月15日 4月20日 4月21日
大北地域:大町山岳博物館 4月16日 4月19日 4月21日 4月22日
松本地域:松本城 4月07日 4月10日 4月12日 4月15日
諏訪地域:高島公園 4月11日 4月12日
木曽地域:
上伊那地域:高遠城址公園 4月09日 4月12日 4月14日 4月13日
飯伊地域:大宮通り 4月03日 4月04日 4月08日 4月09日
飯伊地域:天竜峡 3月31日 3月31日

※信州では開花から5~7日で満開になり、気候にもよりますが3~7日ほどで散り始めます。

信州で見られるサクラの名所は?

信州には、
「さくら名所100選」に選ばれている
「天下第一の桜」といわれる高遠城址公園や臥竜公園、小諸城址懐古園があり、
樹齢1200年を越える「神代桜」、桜並木、
神社やお寺にある桜など様々な名所があります。

主な名所
 ◆北信地域:千歳桜(宇木の古代桜)
 ◆長野地域:高山村の五大桜・臥竜公園・神代桜
 ◆上小地域:上田城址公園
 ◆佐久地域:小諸城址懐古園
 ◆大北地域:中綱湖の大山桜・静の桜
 ◆松本地域:弘法山古墳・松本城
 ◆諏訪地域:高島公園の桜・上川沿いの桜並木とスイセン
 ◆木曽地域:田上観音堂の枝垂れ桜・鳳泉寺の枝垂れ桜
 ◆上伊那地域:高遠城址公園・中曽根の江戸彼岸桜(権現桜)
 ◆飯伊地域:安富桜・愛宕稲荷神社の清秀桜

まとめ

南北に長く標高差もある信州でのサクラ巡りは、
たった一度ではタイミングや天候に恵まれなかったりして、
なかなか素晴らしい桜を見ることはかなわないでしょう。

何度も、あるいは何年も時をかけて信州の山里に咲くサクラを
じっくりと見ていただきたいです。

信州には、
それに応えてくれるだけの素晴らしいサクラがたくさんありますから。

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